イントロダクショントレーニング(初めてご利用頂く方は必ずお読みください)

概要

初めて RICOH Live Streaming Service を利用した開発に取り組む方は、まず本ページをご覧ください。

本ページを閲覧し、トレーニングを実行することで、基本的な開発の流れを理解することができます。

なおサービスの概要については、RICOH Live Streaming Service についてをお読みください。

コンテンツ一覧

本トレーニングは、以下のコンテンツで構成されています。すべてのコンテンツを行った場合の時間の目安はトータルで 210 分です。またパートナープログラム登録、事前登録にそれぞれ最大で 5 営業日(最大計 10 営業日)程度要しますのでご注意ください。

  • ClientID/Secret を取得しよう/パートナープログラムに登録しよう(目安:20 分 ※完了までに最大計 10 営業日)
    • RICOH LiveStreaming Service の利用には ClientID の取得が必要です
    • THETA での 360 映像配信をご利用の場合パートナープログラムへの登録(最大 5 営業日)が必要です
    • RICOH THETA Z1 51GB(シリアルナンバーが YN35 から始まる機器)をご利用の場合、パートナープログラム登録の前に追加の事前申請(最大 5 営業日)が必要です
  • RICOH Live Streaming Conference サンプルを手元で動かそう(目安:30 分)
  • THETA Plugin で 360 度映像を配信しよう(目安:80 分)
  • RICOH Live Streaming Conference サンプルをカスタマイズしよう(目安:80 分)

コンテンツ

ClientID/Secret を取得しよう/パートナーシッププログラムに登録しよう

RICOH Live Streaming Service を利用するには、ClientID の取得が必要です。

ClientID/Secret 取得の仕方の手順に従い、ClientID を取得してください。

また RICOH THETA を用いて 360 度映像を配信する場合、RICOH THETA Plug-in Partner Programへの登録が必要です。完了まで最大 5 営業日要します。

RICOH THETA Z1 51GB(シリアルナンバーが YN35 から始まる機器)をご利用の場合、RICOH THETA Z1 51GB の開発者登録についてに従って、パートナープログラム登録の前に追加の事前申請が必要です。完了まで最大 5 営業日要します。

RICOH Live Streaming Conference サンプルを手元で動かそう

ClientID を取得した後は、まずRICOH Live Straming Conference サンプルを動かしてみましょう。

README に沿って進めると、動作環境を構築できます。

動作環境を構築できたら、RICOH Live Streaming Conference Getting Started ~基本説明編~の通りに、サンプルを手元で動かしてみましょう。

THETA Plugin で 360 度映像を配信しよう

※360 映像を利用しない方は本項をスキップできます

RICOH Live Streaming Service は、RICOH THETAを利用することで、360 映像をリアルタイム配信できます。

上記公式ページや、家電量販店等からの購入も可能ですので、360 映像を利用したい方はご検討ください。なお利用可能な RICOH THETA の一覧は、動作確認済みデバイスに記載されています。

THETA Plugin で 360 度映像を配信するための手順は以下です。

  1. Live Streaming API を利用した THETA Plugin の開発ガイドに沿って、事前準備をしましょう
  2. THETA Plugin Sample ガイドに沿って、THETA Plugin サンプルをインストールしましょう
  3. RICOH Live Streaming Conference Getting Started ~ THETA 活用編~のとおりに、360 映像を手元で配信しましょう

RICOH Live Streaming Conference サンプルをカスタマイズしよう

実現したい構成を検討しよう

まずは Live Streaming で実現したい構成を検討しましょう。構成について、以下を決定する必要があります。

  1. それぞれの参加拠点を使用するデバイスの種類と数
  2. それぞれの参加拠点で送受信する映像・音声の選択
  3. それぞれの参加拠点で送信する映像の品質
  4. これらを元に算出した Room 帯域幅予約設定値

まずは想定利用シーン別料金の代表的な構成と料金を、自身の実現したいサービスと照らし合わせて、大まかな構成をイメージしましょう。

次に、「1. それぞれの参加拠点を使用するデバイスの種類と数」を決定します。 Live Streaming では PC やタブレットに加え、THETA やウェアラブルグラス、VR ゴーグル等を利用できます。サポート対象については対応ブラウザ・OS 情報動作確認済みデバイス動作確認済み Unity バージョンをご確認ください。 RICOH LiveStreaming 料金計算ツールを使って、イメージするデバイスの種類と数を入力しましょう。この時点では、「使用デバイス」以外の値はデフォルトで構いません。
デバイスの種類と数を決定したら、「2. それぞれの参加拠点で送受信する映像・音声の選択」を決定します。 料金計算ツールで音声を送信しない拠点は「音声なし」、映像を送信しない拠点は「映像なし」を選択しましょう。 また、特定の拠点からの映像音声のみを受信する設定も拠点ごとに可能です。その場合、受信拠点の欄で、受信したい拠点を入力します。
次に、「3. それぞれの参加拠点で送信する映像の品質」について、拠点ごとにビットレートを決定します(デバイスによっては、解像度・フレームレートの設定が可能です)。
種類概要選定基準
ビットレート映像のデータ量(きれいさ)映像のきれいさを優先するなら高く、料金の安さを優先するなら低くしましょう
解像度映像の細やかさ細かい箇所まで見えるようにしたい場合高解像度を選びましょう
フレームレート映像のなめらかさ(カクツキの少なさ)カクツキを少なくしたい場合高フレームレートを選びましょう

どのような映像品質を選択するかは、映像品質サンプル動画定点撮影映像品質サンプル動画移動撮影を参考にし、拠点ごとの解像度やフレームレート、ビットレートを決定しましょう。

高いビットレートを設定するほど画質は上がりますが、Live Streaming は通信量に応じた従量課金の為、画質を上げるほど料金も高くなります。 そのため、サービスの目的に応じたバランスのいい設定が必要です。 映像品質が決まったら、料金計算ツールで拠点ごとにビットレート・解像度・フレームレートを選択しましょう。

最後に、利用時間を入力すれば、料金シミュレーション結果がでます。ここで「4. これらを元に算出した Room 帯域幅予約設定値」も合わせて出力され、後ほど使用します。 もし期待にそぐわない料金となった場合、用途に応じて拠点ごとのビットレートを調整することで、料金を抑えましょう。

本内容に関する問い合わせ、適切な見積にお困りの方はお問い合わせをお願いします。

検討した構成を実装しよう

  1. 「RICOH Live Streaming Conference サンプルを手元で動かそう」で動作させたサンプルアプリ側の実装
    1. sample/backand/local.json#L3の"bitrate_reservation_mbps"の値を、料金計算ツールで算出した Room 帯域予約設定値にする
  2. (THETA を利用する場合のみ)「THETA Plugin で 360 度映像を配信しよう」で動作させたサンプルアプリ側の実装
    1. theta-plugin/src/main/java/com/ricoh/livestreaming/theta/RoomSpec.kt#L21の"bitrate_reservation_mbps"の値を、料金計算ツールで算出した Room 帯域予約設定値にする
    2. theta-plugin/local.properties の video_bitrate を決定したビットレートの値にする
    3. theta-plugin/src/main/java/com/ricoh/livestreaming/theta/MainActivity.kt#L56-L61のリストの先頭に以下を追記します
    CaptureFormat("期待する解像度のShootingMode" , StitchingMode.RIC_STATIC_STITCHING, ”期待するフレームレート”),
    解像度ShootingMode
    3840x1920ShootingMode.RIC_MOVIE_PREVIEW_3840
    1920x960ShootingMode.RIC_MOVIE_PREVIEW_1920
    1024x512ShootingMode.RIC_MOVIE_PREVIEW_1024
    640x320ShootingMode.RIC_MOVIE_PREVIEW_640
  3. 動作確認
    1. 「RICOH Live Streaming Conference サンプルを手元で動かそう」同様にサーバーを起動する
    2. リンク末尾に?video_bitrate=”期待するビットレート(Kbps)”を追記してブラウザから通話に参加する
      記載例:映像のビットレートを150Kbpsにしたい場合
      https://hogehoge/fugafuga?video_bitrate=150
    3. (THETA を利用する場合のみ)「THETA Plugin で 360 度映像を配信しよう」同様に THETA から通話に参加する
    4. 期待した画質で通話できていることを確認します
    5. (THETA を利用する場合のみ)通話中のまま THETA のモードボタンを押すと、画質が切り替わることを確認します

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